アンチエイジング

テロメアが細胞の寿命を決定

このような「老化」はなぜ起こるのでしょうか。
現在、はっきりとした答えはまだ出ていませんが、人間の細胞には、あらかじめ老化や死が組み込まれているという説が有力です。
すなわち、細胞は分裂しながら、成長して年をとり老化していくというプログラムを自己の中にすでに内在的に持っているということです。
そして、そのカギを握るのが、テロメアと呼ばれる分子です。

人は細胞の中に46本の染色体を持っています。
DNA分子は二重らせんの構造を持っていますが、その「ほぐれ」は、自然に体内で進んでいき老化、あるいは死につながります。
二重らせん構造を持つDNA分子をその末端で結び付けて、ほぐれを防正し、安定化をはかる分子がテロメアです。

テロメアは、細胞が分裂を繰り返すたびに短くなり、ある程度まで短くなると、もう細胞は分裂する力を失い、染色体を維持できなくなり、死に至ります。
これが、人を含めた多細胞生物の「死」の原因の一つと考えられています。
しかも、細胞分裂の回数はテロメアが決めているのです。

テロメアを回数券にたとえるとしたら、人はテロメアという回数券を使い果たすと、あとは老化と死が待つばかりということになります。

 

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