アンチエイジング

テロメラーゼとホルモン

最近の研究で、老化したヒト細胞にテロメラーゼを働きかけると、テロメアを伸長させて、若い細胞に戻すことが明らかになりました。
この回復した細胞は、すべての点で若い細胞の特徴を示し、ガンのない健全な細胞です。
つまり、テロメアは細胞の老化を支配する生物時計であるばかりでなく、そのリセット(再設定)をも行っているのです。

あるホルモンは、テロメラーゼ遺伝子の活性を刺激するとみられています。
しかし、現時点ではまだ、ホルモンがテロメラーゼ遺伝子を刺激することは、正確には解明されていません。
しかし、ニューヨークのアルバニし医科大学の研究で、テロメラーゼがホルモンに依存することが明らかになりました。
この研究では、閉経前の女性の正常な子宮内膜組織の100パーセントに強いテロメラーゼ活性が示されましたが、閉経後の正常な子宮内膜組織の100パーセントは弱い活性しか示しませんでした。
この結果から、ホルモンとテロメラーゼの間に明らかな関係があることがわかります。

テロメラーゼが存在する細胞は、ごくわずかしか細胞分裂せず、「細胞の老化(細胞の不活性状態)」に移ります。
「細胞の老衰」はいわば死に近い状態で、老化と深く関係し、疾患の重大なダメージの要因となります。

生命に直接関与するテロメラーゼ遺伝子を刺激する物質が体内に存在するに違いないという推論を、多くの科学者は立てています。
それを探究していくと、最も自然で合理的な選択はホルモンであるという推論が成り立つのです。

 

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